2015年2月中旬撮影です。
解体工事の業者が決まらなかったり、景観問題や費用で揉めに揉めてた国立競技場に、「建築計画のお知らせ」が出ていました。
解体工事は南工区、北工区と別の業者が解体を行っています。
因みに東京新聞によると、2月20日に日本学術会議分科会が、周辺に森を整備する様に提案を行う様です。
「新国立」に緑を 周辺開発見直し 20日提案
二〇二〇年東京五輪で主会場となる新国立競技場の建て替え問題で、国に政策提言を行う科学者の代表機関・日本学術会議の分科会が、競技場本体周辺の開発計画を見直し、森として整備するよう求める提案をまとめた。将来の東京のシンボルとして新しい緑を創出する狙いがある。見直しにより、懸案の総工費も大幅な削減が見込めるという。
二十日に開く同会議のシンポジウムで公表する。新競技場をめぐっては建築家や作家らから計画の撤回や大幅な修正を迫る意見が出ている。今回は景観の専門家らによる提案で実現性を高めるため、あえて競技場本体に手を付けず、周辺部のみの方針転換を求めた。
(出典:東京新聞 2015年2月18日)
国立競技場は、改修案もありましたが、結局建て替えるみたいですね。
色々調べてみたのですが、情報が多くて結局どれくらいの規模で建て替えるのかよく分かりませんでした(汗)
建築計画のお知らせによると、地上6階地下2階の高さ70mとなっています。
因みに、私も都会に緑を増やす案は良いと思います!
現地の様子
以下は南工区の様子です。
解体工事が進められていました。
別の角度から見た様子です。
ちょっと東側から見た様子です。
周辺地図があったので、撮影してみました。
この地図も2020年にはどう変わっているんでしょうね。
南工区の解体工事のお知らせです。
関東建設興業が解体工事を、13億9400万円(税込15億552万円)で落札しました。
北工区の様子です。
国立競技場駅付近からの撮影です。
北工区は、フジムラが解体工事を、15億4900万円(税込16億7292万円)で落札しました。
国立競技場周辺では、明治公園等のエリアに歴史的埋蔵分が無いか調査が開始されています。
範囲は以下のエリアです。
明治公園の様子です。
現在は、一部のエリアは入れなくなっています。
明治公園にも、同様の建築計画のお知らせが掲示されていました。
霞が丘アパートには、建築計画のお知らせも解体工事のお知らせも見られませんでした。こちらはもしかしたら、残るのかもしれませんね。
私も何度か走ったことがあるので、国立競技場は思い出のある場所です。
無くなってしまいのは、やっぱりちょっと寂しいですね。
参考資料:国立競技場解体工事業者がようやく決定! 「天の声」続出で、調整決着の疑いも
(現代ビジネス 2014年12月25日)
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データ
名称:新国立競技場(仮称)
地番:東京都新宿区霞が丘10-1他、渋谷区千駄ヶ谷一丁目15-1他
用途:観覧場、集会場、博物館、飲食店、店舗、自動車倉庫、その他
敷地面積:113,039.62㎡
建築面積:78,400㎡
高さ:70m
階数:地上6階、地下2階
着工予定日:平成27年10月1日
完了予定日:平成31年3月31日
過去の記事
2014年5月:【朗報】「新国立競技場基本設計案」発表&最近の「国立競技場」周辺の様子 2014年5月20日撮影
2013年11月:そろそろ動き出す? 国立競技場周辺地区調査報告
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