2016年9月24日撮影です。
雨の中の大手町&丸の内撮影シリーズの最後の記事です。
場所は新丸ビルの北西側の区画となります。
解体対象のビルは、「みずほ銀行前本店ビル」「銀行会館」「東京銀行協会ビル」の3棟を建て替える物です。
建替え計画の発表自体は結構前にあり、「どんな建物の計画になるんだろう?」と頭の片隅に置いていたのですが、先日、日刊建設工業新聞さんの記事になっていました。
三菱地所、全銀協ら/みずほ銀行前本店ビル解体着手/丸の内1-3計画が始動
7月に開かれた千代田区景観まちづくり審議会で、三菱地所が公表した計画によると、3棟の跡地には最高高さ約150メートルのタワー棟と同約55メートルのアネックス棟を新設する。タワー棟は地下4階地上29階塔屋2階建て、アネックス棟は地下4階地上8階塔屋1階建ての規模で、いずれも構造は地上部がS造、地下部がSRC一部S造。17年12月の本体着工、20年度の竣工を予定している。
アネックス棟が、8階建ての高さ55m??と目を疑ってしまいますが、どんな建物が出来るか楽しみにしています。
現地の様子
解体工事に伴い、「みずほ銀行前本店ビル」周囲の歩道が閉鎖される様です。
解体工事のお知らせも出ていました。水滴で見づらくてすみません・・
水滴を何かで拭き取りたかったのですが、不審者に思われるので辞めときました(苦笑)
新丸ビル側から見た、「みずほ銀行前本店ビル」です。建築家の村野藤吾氏の設計で、1974年竣工です。
永代通りに、ちょこんと突き出ているのが、「みずほ銀行前本店ビル」の北側部分です。
北側からも見てみました。
御影石で鏡面仕上げされた外壁が、次の建物に継承されるのかどうか気になる所です。
まだ「解体工事のお知らせ」は出ていませんでしたが、一体的に再開発される、「銀行会館」「東京銀行協会ビル」も撮影してみました。
もしかしたら、今は「解体工事のお知らせ」が貼られているのかもしれません。
手前が、1993年竣工の「東京銀行協会ビル」です。「旧東京銀行集会所」のファサードが保存されていますが、これも新しいビルに継承されるのか気になる所。
1965年竣工の「銀行会館」です。
旧東京銀行集会所のファサードや、村野藤吾氏の設計したデザインが次の建物にどう活かされる(継承される)のか気になる所です。
丸の内の建物の低層階が、ネオルネッサンス様式のファサードで統一された景観になると絵になるかもしれません。
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