2016年4月29日撮影です。
築地で建設中の80m級「国立がん研究センター(仮称)新総合棟新築・解体等工事」の様子を撮影してみました。
現地の様子
汐留の上空から見た様子です。
タワークレーンが出て、躯体に青いシートがかかっているのが、こちらの建物です。
シートの色に青や緑が多いのは着色料のコストが安いからでしょうかね?
南側から見た様子です。
北側の「采女橋」(うねめばし)の上から撮影した様子です。
おまけ
近くのは、銀座に残る唯一の踏切の、「浜離宮前踏切」があります。
汐留駅と築地市場を結ぶ貨物引込線の踏切だったのですが、汐留駅廃止と共に引込線も撤去され、その時の名残です。
そして、築地市場も無くなることになります。
以下は、私のブログで初めて取り上げるのですが、黒川紀章氏のメタボリズム代表作「中銀カプセルタワービル」です。
都内ではスクラップ&ビルドが続いていますが、なんでもかんでも壊すのではなく、素敵な建物は残っていて欲しいな~と思いました。
耐震性の問題をどうクリアするのかというのと、コストの問題がありますが(^_^;)
[amazonjs asin=”4786902349″ locale=”JP” title=”メタボリズムの未来都市展──戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン”]
データ
名称:国立がん研究センター(仮称)新総合棟新築・解体等工事
住所:東京都中央区築地四丁目23番
用途:研究所
階数:14階
高さ:75m(最高80m)
着工予定:2015年3月1日
完了予定:2017年3月31日
建築主:国立研究開発法人 国立がん研究センター
設計者:久米設計
施工者:清水建設
過去の記事
2015年12月:築地の80m級「国立がん研究センター(仮称)新総合棟新築・解体等工事」の様子 2015年12月28日撮影
コメント
個人的には、「浜離宮踏切」に対する最大の違和感(ツッコミ所)は、「線路無き後も残ってること」ではなく、「銀座に残る踏切」というキャッチフレーズでしょうか(笑)。この踏切に行かれた事のある方にはわかって頂けるのではないかと思いますが、この踏切のある場所を「銀座」と呼ぶには、かなり抵抗感があります。まわりの雰囲気から来るイメージは、どう見ても「汐留」か「築地」にしか感じません。
もちろん踏切の正確な所在地は銀座8丁目ですからキャッチフレーズに嘘は無く、「ああ、そういえば銀座○丁目って、みんな東西方向に長いんだっけ」と改めて思い出して自分を納得させることになるわけですが、例えば汐先橋交差点に立った時「西側が汐留(正確には東新橋)で、東側が銀座」って言われたら、一瞬「え?」となって個人的にはめちゃくちゃ違和感あります。少なくとも私にとって銀座8丁目といえば、どうしても、中央通りの博品館劇場前の「銀座八丁目交差点」の賑やかなイメージなので。
こういう風に、実際の住所区分と、抱くイメージが大きくズレる事って無いですか? ちなみに現在、住所としての「汐留」という地名はないので、個人的には、再開発の実態に即して「東新橋」を「汐留」に改称してもらえるとスッキリするのですが、まあ改称にかかる経費発生も官民とも莫大になるので、部外者が身勝手な事を言うのは慎むべきですね。
一方、よくTVニュースで「今日午後、東京の渋谷で○○事故があり怪我人が・・・」とか聞こえてきて、「え?渋谷のどこよ?」って慌てて画面を見たら、代々木とか初台とかだったりする事がありますが、報道の正確性から言えば、代々木や初台を「渋谷」と呼んで報じるのはアウトだと思います。ちゃんと「渋谷【区】で」って言わなきゃ。
>感情7号さん
こめんと、ありがとうございます!
たしかにこの辺が「銀座」と言われると、「えっ?」って思いますよね。
銀座っていう華やかは無いですねぇ~
地域の景観の壁を分断しちゃってる、首都高を地下化できたら、多少はマシになると思いますが、コストかかりすぎて無理だと思います(´・ω・`)
初台なのですが、てっきり私は新宿区か中野区かと思っていました(笑)
品川区だって、「品川」というと大抵のみなさんは品川駅の事を想像しますが、戸越銀座とかを見せると、知らない人には「え?ここ品川なの?」と言われちゃいます。
紛らわしいのは駅にもあり、「学芸大学駅」なんて言ってますが、学芸大学は既に移転しています。
そして、「都立大学駅」なんて、既に同名の大学名すらなく・・
知らない人が来たら、「ナンノコッチャ?」ですね(^_^;)
自分も中銀カプセルタワービルは大好きです!
一度見ると癖になって、東京に住んでいた時はよく見に行ってました☆
海外にも結構ファンがいるみたいですね!
もし立て替えるにしても全く同じ造りで建てて欲しいっす!
ありふれた中層マンションに立て替えられたら幻滅です^-^;
>トリケラサマさん
こめんと、ありがとうございます!
最近このような変わった建物少ないですよね~
上野の公園の側にあった、ホテル「ソフィテル東京」も無くなってしまいましたし、面白い形のビルもっとあっても良いんじゃないかなーと思いました。
ですが、日本は震災大国、耐震強度の問題とか色々あるんでしょうね。
青山ベルコモンズや日本青年館等、気に入った建物がどんどんなくなっているので、こちらは是非保存しておいた欲しいところ・・
エクステリアに奇を衒っても使い難いだけで、
喜ぶのは見物人だけであるという……(´・ω・`)
建設されてから時間が経ってしまうと評価に値する部分は
設計思想ではなく純粋に使い勝手のみになるのが実情でしょう
故丹下氏の建築も、有り体に言って使いにくいこと甚だしく、
バリアフリーの敵のような構造体でした
メタボリズムなど思想として立派でも、建造物に人間が合わせなければ
住めないような建物は資源の無駄遣いです
ドバイのように看板建築としての超高層ならあれでも良いのでしょうが、
居住とメンテを無視した建築には必ず天罰が下ります
個人としての感想では、不意の巨大災害が多発する場所で総ガラス貼りの
超高層が林立する、まさに施工技術に対する絶対の信頼あったればこそ
と思います
どこぞの空室を埋められもしない極彩色の装飾照明で厚化粧したビルより
満室で稼働するガラスの直方体のほうが好きですねぇ……
>inuさん
コメントありがとうございます!
最近ちょっと、似たような感じのビルが増えてきたかな?と思いました。
ガラスキラキラのビルは、「泉ガーデンタワー」とか好きですよ!
後、上海に作っている、632m級の「上海中心」とか見てみたいです。
ニューヨークだと、「バンク・オブ・アメリカ・タワー」「スプルース・ストリート 8」や、「シティスパイア・センター」「クライスラービル」とかも好きだったりします♪
>故丹下氏の建築
都庁とか好きですよ、最近メンテが大変みたいですが(苦笑)
と、結局見た目で選んでしまいます(^^;
所詮ミーハー・・・(笑)
居住性やバリフリーを考えると、最近の近代建築の方が良いのでしょうね。
形的にも出来るのが楽しみなのは、「(仮称)新日比谷プロジェクト」と、390m級の「常盤橋街区再開発プロジェクト」でしょうか。
後、渋谷駅前の230m級も楽しみです♪