「東京国際展示場増築工事」の様子 2018年8月4日撮影

有明江東区

2018年8月4日撮影です。

東京国際展示場(東京ビックサイト)は東京オリンピックのてIBC(国際放送センター)、MPC(メインプレスセンター)等として使用されるため、増築工事を行っています。
元々、東京国際展示場の展示面積は約9.5万㎡なのですが、海外に比べると小さな展示場です。

一般社団法人日本展示会協会の資料によると、会場面積規模の世界ランキングは以下となります。

1位:ハノーバー(ドイツ):46.6万㎡
2位:上海(中国):40.4万㎡
3位:フランクフルト(ドイツ):36.7万㎡
4位:ミラノ(イタリア):34.5万㎡
5位:広州(中国):33.8万㎡
(中略)
16位:バーミンガム(イギリス)20.2万㎡
(中略)
31位:バーゼル(スイス):14.1万㎡
32位:バンコク(タイ):14万㎡
(中略)
47位:ブリュッセル(ベルギー):11.5万㎡
(中略)
52位:ロンドン(イギリス):11万㎡
(中略)
67位:シンガポール:10.2万㎡
(中略)
77位:東京ビッグサイト:9.7万㎡
※何故か、一般社団法人日本展示会協会の資料では、9.5万㎡ではなく9.7万㎡となっていました。

大陸と比較しても意味がないので、島国の大都市のロンドン、シンガポールと比較したとしても、東京ビッグサイトの方が狭い事になります。
九州位の国土しかないベルギーや、スイスにも東京ビッグサイトより大きな展示会場があるのは驚きです。

そして、今回の増築工事により、10万㎡の展示会場となり、東京ビッグサイトは世界で70番目に広い展示会場となる予定です。

以下、東京都の資料よりイメージ図です。

東京国際展示場増築工事 (出典:東京都)

現地の様子

見慣れてしまった、東京ビッグサイトの様子ですが、右の方にクレーンが見えています。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

会議棟と西展示棟の間で工事が行われていました。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

西展示棟の屋上から見た様子です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

会場西側を見てみると通路が出来ていました。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

増築棟に繋がる連絡通路の様子です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

西側の水の広場公園側から見た様子です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

ズームしてみました。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

有明西ふ頭公園に近づいて見た様子です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

「建築計画のお知らせ」が無いか、探して歩いたのですが、なんの成果もありませんでした。歩く歩道も設置されそうですね。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

増築棟の躯体を見た様子です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

増築棟と連絡通路の接続部分です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

以下、有明西ふ頭公園の案内図ですが、屋外駐車場・屋外展示場と書かれた箇所が、増築棟が建設されている場所となります。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

連絡通路の北側の様子です。

東京国際展示場増築工事 2018.8.4

工期は2019年6月20日迄です。
せめて、後5万㎡位会場の規模が増えて15万㎡の規模になれば、国際水準規模の会場になれるのでしょうが、土地が無いから難しいか(^_^;)

むしろ、国際展示場から東京ビッグサイト迄の暑さが気になりました。もう少し太陽や雨が防げる屋根や空調が整備されれば、快適になるかもしれません。

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コメント

  1. inu より:

    中野区長選挙で現職が敗北し、さっそく「サンプラザ中野再構築を凍結」すると
    荒れ模様になりました。東中野駅問題で敗北した野党が逆転したわけですが
    計画見直しにひとつだけ申し上げるなら「人を並べる空間がないホール計画は
    もうちょっと考えましょう」という点に尽きます

    東京の展示場が手狭なのは、逆に言うとそこそこの規模の開催場所がなんぼでもあるので大規模ホールに集約するドライブが低い、ということでもあるのです
    よそは見栄で大規模なホールを建設し、赤字を国費で補填しているのですから
    そう自慢できるものではありません
    まぁ有明については旧晴海より使い勝手が悪くてどうしようもありませんが、
    その原因は来場者をデポする「無駄な空間」がないので心底使い難いからだと
    断言させていただきます
    晴海は設計こそ古く、愛想のない倉庫群でしたが行列を各所に留置できる
    バッファ空間が各所にあり、大規模で制御できない人の動きを回遊へと誘導することができました
    幕張も施設こそ新しいものの、混雑を捌くために人を一時デポする回遊空間がなく、唯一、通称「屍のモール」というセンター通路があるので辛うじて破綻せずにすみました
    ホールの設計者は入退場時における導線計画どころか、人がたくさん集まるということに無関心であるとしか思えません。
    浅草寺のような巨大寺院が数十万人規模の正月参拝客を受け入れることができるのは何故か?(意図したものではないものの)広大な「無」の空間があるからです。
    宗教的理由においては聖なる無の空間は、イベントと参加者を収容するという
    見地に立つと合理的に設計されたベイとして機能する訳です。
    人を集める施設で敷地一杯に物を建てたら人が集まるための準備空間は敷地の外に求めなければならなくなる、しかし自分の敷地の外は他所の人の土地。
    踏み込んでいいのかどうか子供でも分かるはずです。

    加えて有明の拡張も、使い勝手を一切考慮せず採算の名のもとに建蔽率一杯に
    箱を拡張するお陰で拡張した効果が感じれられない箱で終わるでしょう
    イベントホールの採算性は使い勝手によって担保されるのであって、単なる
    規模の比較からでは何も読み取れません
    このような採算莫迦はコストカッターの同類で、企業を食い潰す方向にしか働きません。行政無答責を改めなくてはならない頃合いでしょう
    ま、「国家無答責の法理」の改正に反対する最大勢力は司法なんですがね……

    • 団長 より:

      >inuさん
      コメントありがとうございます。

      私は、この「東京国際展示場増築工事」は導線的にすごく不便だと思います。
      ただ、現状の空き地で解決した場合の苦肉の策かと。

      イベント会場の広さは、国際規模の会議ができるかどうかの判断材料の1つになるかなと思いました。

      IT業界の国際規模の展示会は、COMPUTEX TAIPEI(台湾・台北)、CEBIT(ドイツ・ハノーバー)、CES(ラスベガス)等がありますがどこも海外です。

      私も海外の展示会に出典した事があるのですが、日本と規模が違います。
      後、世界中から人が集まってくるので、展示会で地域経済も潤うと思います。

      大規模ホールがなくても、分散すれば良いと言うのは賛成です。

      旧晴海は行った事が無いので知らないのですが、幕張は交通のアクセスが不便ですね。特に東京駅での京葉線の乗り換えが・・

      出展している方の使い勝手からすると、パシフィコ横浜が便利です。
      駅からも近いですし、周囲に食べるところもありますし。

      比較対象に浅草寺が出てくるのは面白いですね。
      そういえば、京都の平安神宮や、上賀茂神社、二条城や、京都御所の空間のある場所も好きです。

      東京は広場が本当に少ないですよね。
      トラファルガー広場や、サン・マルコ広場、サン・ピエトロ広場、ヴァンドーム広場等、世界中に素敵な広場が沢山ありますが、東京はもっと広場や公園が都心に出来て欲しいと思います。

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