今週、羽田空港と都心を結ぶ新路線について、各種情報が出てきたので纏めてみました。
JRの新線「羽田―都心」について
7月16日、Yahooにて、以下の記事が載っていました。
新線「羽田―都心」、開通目標は2025年前後 JR東
JR東日本が、東京都心と羽田空港を結ぶ新線の開通目標を、2025年前後としていることがわかった。複雑な空港下の設計や開発に10年はかかると想定。事業費を3千億~4千億円と見積もり、国、東京都と等分の負担を協議したい考えだ。東京駅から羽田空港までの所要時間は現状の30分前後から、18分に縮まると試算している。
新線は田町駅付近から湾岸の大井ふ頭まで、休止中の貨物線を使い、そこから地下トンネルを掘り、羽田空港へつなぐ。新宿方面とは、東京臨海高速鉄道りんかい線の大井町駅付近から地下トンネルを掘り、東京貨物ターミナル駅の北付近で新線とつなぐ。りんかい線は大崎駅でJR埼京線と直通運転をしており、新宿駅と羽田空港への所要時間は現状の40分余りから23分に縮まる見込み。
新線によって東京駅と羽田空港が直結するため、来春開業するJR東北縦貫線で、東京駅に乗り入れる宇都宮・高崎、常磐の各線ともつながる。千葉方面には東京貨物ターミナル駅の近くに、りんかい線の車両基地があり、既に引き込み線がつながっていて、これと新線を直結させる計画だ。
(出展:朝日新聞デジタルより)
こちらの報道を見る限り、私の想像と全然違っていました。
私の考えだと、以下の路線が出来ると思っていました。
・羽田空港-東京駅路線
羽田空港 ⇢ 羽田空港国際線 ⇢ 東京貨物ターミナル駅 ⇢ 天王洲アイル駅(?) ⇢ 田町駅 ⇢ 新橋駅 ⇢ 東京駅
・羽田空港-舞浜駅路線
羽田空港 ⇢ 羽田空港国際線 ⇢ 東京貨物ターミナル駅 ⇢ 天王洲アイル駅 ⇢ 東京テレポート駅 ⇢ 新木場駅 ⇢ 舞浜駅
・羽田空港-新宿駅路線
羽田空港 ⇢ 羽田空港国際線 ⇢ 東京貨物ターミナル駅 ⇢ 天王洲アイル駅 ⇢ 大崎駅 ⇢ 渋谷駅 ⇢ 新宿駅
しかし、この報道ですと、以下の路線となってきます。
・羽田空港-東京駅路線
羽田空港 ⇢ 羽田空港国際線 ⇢ 東京貨物ターミナル駅 ⇢ 天王洲アイル駅(?) ⇢ 田町駅 ⇢ 新橋駅 ⇢ 東京駅
・羽田空港-舞浜駅路線
羽田空港 ⇢ 羽田空港国際線 ⇢ 東京貨物ターミナル駅 ⇢ 東京テレポート駅 ⇢ 新木場駅 ⇢ 舞浜駅
・羽田空港-新宿駅路線
羽田空港 ⇢ 羽田空港国際線 ⇢ 東京貨物ターミナル駅 ⇢ 大井町駅 ⇢ 大崎駅 ⇢ 渋谷駅 ⇢ 新宿駅
たしかに、こちらの方が現実的なのかもしれませんね??
しかし、いずれにせよ、羽田空港から品川駅への導線が全く考慮されていません。
「新幹線を利用したい場合は、京浜急行を使ってね」と言う事でしょうか?
JR東海の、リニア中央新幹線が品川駅にも来るのに、JR東日本は、「品川駅なんて知らないよ」という事なんでしょうか?^^;
大田区の提案している「蒲蒲線」について
7月15日、建設通信新聞の記事で以下のニュースがありました。
蒲蒲線整備で大田区/京急蒲田地下駅を提案/9月に計画策定支援委託
JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ新空港線「蒲蒲線」を計画している東京都大田区は、矢口渡から京急蒲田間について、京急蒲田地下駅を設置し、東急蒲田から京急蒲田まで東急線を延伸することを新たに検討している。2020年開催の東京五輪を見据えたもので、同案によって五輪開催に間に合わせたい意向だ。五輪後に京急空港線に乗り入れる延伸工事も検討している。
(中略)
蒲蒲線は、直線距離にして約800mで分断されているJR・東急蒲田駅と京急蒲田駅をつなぐ鉄道路線。具体的には、東急多摩川線矢口渡駅~蒲田駅間から分岐し、京急空港線糀谷駅~大鳥居駅間に接続する新たな鉄道路線を整備する。地下化する計画で延長は約3.1㎞。
(出展:建設通信新聞)
こちらは、2020年の東京オリンピックに間に合わせるみたいですね!!
2020年の東京オリンピックに間に合うかどうかは、結構重要だと思います。
しかも、この路線は、今後の壮大な計画に繋がるかもしれません。
現在動きがどうなっているのか、サッパリ分からない、エイトライナーです(笑)
エイトライナーは、ほぼ環状八号線沿いに、羽田空港から赤羽までを結ぼうとする新路線です。
ただし、コストが膨大にかかるのは、私のような素人でも明白です。
ですが、これができる事によって、都心の満員電車が空くのではないかと思います。
毎朝通勤するのに、満員電車だと、会社に行くだけで疲れてしまいます。
少しでも快適な通勤ができる事により、仕事の生産性も向上するのではないでしょうか・・?(苦笑)
東京モノレール
最後に東京モノレールです。
東京モノレールは、新型車両10000形を、7月18日から走らせます。
東京モノレール、新型10000形の試乗会開催…7月18日運転開始
(Response より)
Responseの記事によると、『10000形は今後、年に1~2編成のペースで新造される計画。今後は順次旧型の1000形を置き換える予定だが、今回入線した第1編成は増備で、代わりに廃車になる車両はないという。』と書いてあります。
疑問点
もう、様々な疑問が沢山です(苦笑)
・2020年東京オリンピックの時及びその後の体制
JR東日本が、2025年に「羽田-都心」新路線を開通させたら、東京モノレールはどうなるのでしょうか??
2020年の東京オリンピックは、東京モノレールの10000形、京急線+蒲蒲線の、三方向作戦で展開されるのでしょうか?
横浜・川崎方面からのアクセスは気にしなくてもいいのでしょうか?
・バス高速輸送システム(BRT)
虎ノ門から湾岸地区を結ぶ、バス高速輸送システム(BRT)の行方はいかに?
・ゆりかもめ延伸は?
ゆりかもめは、豊洲からどこに伸ばすのでしょうか?
そもそも、2020年東京オリンピックまでに間に合わせるのでしょうか?
・「羽田-都心」新路線と、山手線新駅との関係は?
「羽田-都心」新路線(東海道貨物線)は、山手線新駅付近から外れていますが、やはりこのままなのでしょうか?
・ターミナル駅であるはずの品川駅はメトロ無し?
リニア中央新幹線も来る品川駅なのですが、メトロは1本も通っていません。
このままなのでしょうか?
江東区のロープウェイ構想は、実現性は薄いんじゃないかぁ・・・と個人的には思っています(^_^;)
考え出したらきりがないので、この辺で辞めておきます。
東京はこれから、本当に一体どうなるんでしょう・・(^_^;)
一体みんな誰と戦っているんだ?
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