2017年10月2日撮影です。
九段下にある「九段会館」が建て替えられると聞いて、建替前の様子を見ておこうと思い行ってきました。
この辺は、桜の時期に靖国神社に行くの年に一回位は行くのですが、あまり九段会館は気にして見て居ませんでした。
建て替え後のイメージ図は以下の様になります。
元の建物はL字型に保存され、17階74.9mの店舗・事務所用の建物に建て替えられます。
個人的には、九段会館は歴史ある建物ですので、元のままの形で耐震性を補強して、保存しておいて欲しかったです。
現地の様子
田安門側から見た、九段会館の様子です。
北の丸公園側の牛ヶ淵には、他のお堀と違い蓮の葉が生えています。
現在牛ヶ淵の側に行ける場所はありませんが、九段会館の建替え後は、お堀側に遊歩道が設置される予定なので、蓮の開花等が楽しめるかもしれません。
内堀通り側から見てみました。
建物は帝冠様式の気品のある作りとなっています。
通り沿いに見た様子です。
閉館前の九段会館を思い出させる様な案内板が、そのまま残っていました。
設計心得で、「建築ノ様式ハ随意ナルモ容姿ハ国粋ノ気品ヲ備ヘ荘厳雄大ノ特色ヲ表現スルコト」と言われた様に、荘厳な入口となっています。
九段会館は昭和3年に「軍人会館」として建てられました。
その後GHQに接収されたりした後に「九段会館」に名称を変更し、宴会場・結婚式場・宿泊所として営業をしていました。
しかし、東日本大震災の際に天井が崩落して人名が失われ、閉館しました。
2018年3月1日から70年間の定期借地権契約で、東急不動産が新しい建物を建てる予定です。そして、2022年度には開業を予定しています。
環状第1号線(千代田区九段) 都市計画道路事業
九段下交差点~一ツ橋一丁目エリアの間の内堀通りは、拡幅が予定されています。
現地には、東京都市計画道路事業の看板が出ていました。
都市計画道路事業の区間には、九段会館前の道路も該当します。
道路沿いの千代田区役所や東京法務局の建物は、拡幅工事に備えていると思われる、余裕のある空間が確認できました。
九段南一丁目地区再開発
九段会館前の道路の反対側では、建物が解体されている箇所がありました。
少し南側から見た様子です。
何が出来るのかな?と思い、後で調べてみると、九段下交差点の南西側の「九段南1-4、5地区」では、「九段南一丁目地区再開発協議会」が発足していました。
恐らくこの解体エリアが上記の再開発に該当するのだと思います。
しかし、具体的に何がいつまでに出来るのかの詳細までは分かりませんでした。
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