再開発調査兵団

JR浜松町駅の周辺の再開発の様子 2014年7月5日撮影

7月5日撮影です。

私がこのブログを始める遥か遠い昔、人類がまだ2020年に東京でオリンピックが開催されるだなんて夢にも思っていな頃に、こんなニュースがございました。

JR東日本など、東京・浜松町に超高層ビルを建設 世界貿易センタービルは解体
(財経新聞 2012年10月18日)

世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本は18日、国際興業株式会社とともに、本日、東京都に対し東京都港区浜松町二丁目4番地他において都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)の都市計画の提案を行ったと発表した。

 同地区において、「交通結節機能の強化」、「国際交流拠点の形成」、「交通結節点における防災機能の強化と環境負荷低減」の3項目を整備方針とし、都市再生へ貢献することを目指してA街区に約200m、B街区に約160mの超高層ビルを建設する。A街区は2014年度着工~2024年度竣工予定で、解体工事の一部は2013年度着手予定。現世界貿易センタービル高層棟の解体は2019年度着手予定となっている。また、B街区は2014年度着工~2017年度竣工予定となっている。

 「交通結節機能の強化」においては、JR・モノレール駅改良と併せた歩行者広場の整備と東西自由通路・歩行者デッキネットワークを整備する。また、乗換動線強化として、JR・モノレールと地下鉄をつなぐ縦動線(ステーションコア)を整備する。さらに、利便性の高いバスターミナル、タクシープール、都市計画駐車場と荷さばき・自動二輪駐車場を整備する。

 「国際交流拠点の形成」においては、国際コンベンションホールや浜松町MICEセンターを整備する。また、外国人滞在者支援機能を導入するほか、交通・観光サポート機能を導入する。

 「交通結節点における防災機能の強化と環境負荷低減」においては、高効率な自立・分散型エネルギーシステムを導入する。また、帰宅困難者受入れスペースと災害支援機能を確保するほか、環境負荷の低減に努める。

浜松町西地区再開発 イメージ図

A街区ステーションコアイメージ

大門通りから見たイメージ

位置図


(出展:財経新聞

今年になって、ようやくこんなニュースが入っていました。

日本生命、大林組/浜松町西地区再開発用地(東京都港区)取得/オフィスビル計画 [2014年1月21日4面]
(建設工業新聞 2014年1月21日)

日本生命と大林組は、東京都港区の「浜松町西地区再開発事業B街区」(敷地面積7640平方メートル)のうち、7205平方メートル分の敷地を国際興業から取得した。用地の持ち分割合は日生80%、大林20%。取得用地には延べ9・9万平方メートル規模のオフィスビルを建設する。高さは約160メートル。14年度内に着工し、17年度の完成を目指す。

 浜松町西地区再開発事業の計画地は、JR浜松町駅西口前の港区浜松町2丁目(区域面積約3・2ヘクタール)。計画地をA街区(約2・3ヘクタール)とB街区(約0・9ヘクタール)に分けて、総延べ約40万平方メートル規模のオフィスビルなど5棟が建設される予定。世界貿易センタービルディング、JR東日本などが施行者となり、世界貿易センタービルの建て替えと同ビルの周辺地区を含む開発に合わせ、東京モノレールとJRの浜松町駅の大規模改良などを行う。

 A街区では、世界貿易センタービルの本館と別館を解体し、S・RC・SRC造のA―1棟(地下4階地上42階建て、高さ約200メートル)、A―2棟(地下3階地上10階建て、高さ約55メートル)、A―3棟(地下4階地上42階建て、高さ約200メートル)の3棟に建て替える。用途はオフィスや店舗などを想定。A街区南側のA―3棟の建設予定地にある小規模な建物やバスロータリーの部分の解体は鹿島が担当する。

 3棟の建設と並行し、東京モノレール浜松町駅の駅舎を更新してS造4階建て高さ約34メートルのモノレール棟を建設する。基本計画はトーニチコンサルタントが担当した。このほかJR浜松町駅の駅舎の改良や東西自由通路の整備なども行う。A街区に建設する4棟の総延べ床面積は約28・9万平方メートルに上る。A街区は14年度に着工し、24年度に完成する予定。

浜松町西地区再開発事業B街区に建設予定のオフィスビルのイメージ


(出展:日刊建設工業新聞)

ええと、要約するとこんな感じですかね?

■A街区 2014年着工~2024年竣工
A―1棟:地下4階地上42階、200m級
A―2棟:地下3階地上10階、55m級
A―3棟:地下4階地上42階、200m級
モノレール棟:4階、34m級

世界貿易センタービル高層棟の解体:2019年度着手

■B街区:
2014年度着工~2017年度竣工
地上?階、160m級

浜松町駅のモノレール乗り場って、オリンピック開催中も絶賛工事中なんですかね?(^_^;)

現地の様子

浜松町西地区再開発

JR浜松町駅から見てみました。
A街区の南側、200m級のA-3棟が建つエリアです。

浜松町西地区再開発 2014.7.5

JR山手線を使っている方でしたら、おそらく見覚えがあるであろう、有名なビル?の、渡邉ビルです。
ここも取り壊されてしまうのでしょうか?

歴史ある感じのビルなので、耐震補強か何かをされて、残ってたら良いなと思うのは私だけでしょうか・・

竣工は昭和6(1931) 年で、大林組が設計を手がけたそうです。
解体もしくは保存も、大林組が手がけるのでしょうかね?

大林組は、1892年(明治25年)創業の会社です。
色々と、歴史を感じますね。

浜松町西地区再開発 渡邉ビル 2014.7.5

渡邉ビルの周囲の様子です。

浜松町西地区再開発 2014.7.5

後五年後に、解体される、貿易センタービルです。

貿易センタービル 2014.7.5

実は、私、貿易センタービルには過去お世話になっており、何度も仕事で伺っておりました。
無くなるだなんて、感慨深いです。

160m級が建設される予定の、B街区のエリアです。
気がついた時から、ずっと駐車場だった気がしますが、元々何があったのでしょうか・・・それすら忘れてしまいました。

浜松町西地区再開発 2014.7.5

B街区を別の角度から。

浜松町西地区再開発 2014.7.5

浜松町の駅に戻ると、高架下にこんな掲示が壁にありました。

色あせて、歴史を感じてしまいますが、この浜松町架道橋の工事はもう終わってるのですよね?(^_^;)

浜松町架道橋 2014.7.5

補助313号線

そして、浜松町の東側にいくと、こんな掲示も貼られていました。

補助313号線 2014.7.5

なんと、補助313号線の工事をしてただなんて、知らなかったですよ!
道路好きにとっては、なんというミス。
灯台もと暗しという感じでした(^_^;)

平成26年6月頃に完成する予定です。」と書かれていますが、まだ完成していませんでした!(笑)

補助313号線の様子です。
ほぼほぼ完成してる感じでした。

補助313号線 2014.7.5

違う看板を見たら、平成26年9月29日まで工事みたいです。

補助313号線 2014.7.5

予定に比べて、3ヶ月遅れですが、道路工事の進捗遅れで数ヶ月だなんて、誤差みたいな物です。

因みに、ITのプロジェクトの案件では、「仕様は度々変更、機能は後出しで追加してくるのに、同じ金額で、納期は絶対に死守!!」って良くある話です(苦笑)

別の角度から見た、補助313号線です。

補助313号線 2014.7.5

開通したら、私の愛車(自転車)で走行します!(笑)

どうしてこうなった?

今回の「どうしてこうなった?」です(苦笑)

浜松町東側 2014.7.5

汐留芝離宮ビルから伸びるペデストリアンデッキが、残念な事に・・・

さらに訳が分からないのが、延伸を諦めていると思った、東京モノレールですが、先日の報道では東京方面に延伸の話も出ていました。

廃線となった東海道貨物線を利用した、羽田空港~東京駅の新路線の話も報道で出ています。

どうすんだよこのスレ・・・」状態です(笑)

本当にこれから、一体どうする気なんでしょうか??(苦笑)

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