再開発調査兵団

期待度大の、竹芝に出来る210m級、100m級「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の様子 2015年5月1日撮影

2015年5月1日撮影です。

JR浜松町から東に数分歩いた所の、東京都公文書館跡地、東京都計量検定所跡地、都立産業貿易センター浜松町館跡地に、210m級、100m級「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」が出来ます。
ゆりかもめの竹芝駅の西側となります。

まだ着工はしていませんが、計画が素敵すぎるので、様子を撮影しておきました。

概要

平成23年に、アジアヘッドクォーター特区が出来ました。
その中に、竹芝も含まれており、国際競争力のある街並み作成を、東急不動産・鹿島建設が進めており、国からの認定がおりました。

アジアヘッドクォーター特区の範囲は、以下のサイトで確認する事が可能です。
アジアヘッドクォーター特区(※現在リンクがありません)
(東京都 政策企画局)

アジアヘッドクォーター特区には、以下の5つのエリアが認定されています。

  1. 東京都心・臨海地域
  2. 新宿駅周辺地域
  3. 渋谷駅周辺地域
  4. 品川駅・田町駅周辺地域
  5. 羽田空港跡地

竹芝地区は、金融機関等の中心地区である、大手町・丸の内・有楽町地区と今後再開発が進む品川・田町に挟まれた場所にあります。
更に、羽田空港からのアクセスの良さと、浜松町・大門、竹芝等の複数の駅が至近距離にある立地です。

東京都はこれらの事から、竹芝地区を「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の1つとして認定し、大規模な街づくりを行う事となりました。
他のステップアッププロジェクトとしては、渋谷地区の(宮下町アパート跡地、東京都児童会館、青山病院跡地)があります。

以下がイメージ図となります。
見てくださいこの、壮大な光景を!

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 イメージ図 (出典:東急不動産)

奥の高い建物が、地上39階高さ約210mのA街区(業務棟)となります。
手前の建物が、地上21階高さ約100mのB街区(住宅棟)となります。

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 イメージ図 (出典:東急不動産)

このイメージ図の中には、浜松町の世界貿易センタービル建て替え後の建物が入っていません
なので、貿易センタービルが建て替えられたら、竹芝地区も含め、浜松町近辺は今までと景色が一変する事となります!

以下がエリア図です。

都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)

JR浜松町から、竹芝駅までは、首都高速をまたいだペデストリアンデッキも設けられます。
なので、羽田空港から到着した海外の旅行客が、羽田空港から浜松町までモノレールでやってきて、そのまま「ゆりかもめ」に乗り換え、湾岸エリアに行くことも今まで以上にスムーズになります。
(東京モノレールの天王洲アイル駅と、りんかい線の天王洲アイル駅の乗り換えもスムーズに出来るようにして欲しい物ですが・・)

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 イメージ図 (出典:東急不動産)

業務棟の中には、「慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)と提携した共同研究施設」が出来る予定です。
また、コンテンツ産業の拠点を目指した、「CiP(コンテンツ・イノベーション・プログラム)協議会」が設立し運営されます。

今までの竹芝・浜松町エリアとはガラッと変わった街並みになりそうです。

参考:
都市再生ステップアップ・プロジェクト(※現在リンクがありません)
(東急不動産)
都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)
(東京都都市整備局)

現地の様子

敷地の南側の、東京都タクシーメーター竹芝検査場があった跡地付近の様子です。
右側に見えている建物は、東京都立産業貿易センター浜松町館です。

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 2015.5.1

南西側から、住宅棟が出来る予定のエリアの様子を見てみました。
あの敷地の向こうには、「ゆりかもめ」の竹芝駅があります。

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 2015.5.1

南東側から、住宅棟が出来るエリアの様子を見ました。

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 2015.5.1

住宅棟予定地の中の様子です。
今のところ動きはありません。
目の前に、東京都立産業貿易センター浜松町館が鎮座されております。

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 2015.5.1

最後に、業務棟が出来る予定の東京都計量検定跡地の内部画像です。

「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」 2015.5.1

今は長閑な景色が見えています!(汗)

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データ

・A街区(業務棟)
用途:事務所、店舗、コンテンツ関連施設、新産業貿易センター等
敷地面積:約12,200㎡
延床面積:180,000㎡
階数:39階,地下2階
高さ:約210m

・B街区(住宅棟)
用途:住宅、サービスアパートメント、子育て支援施設等
敷地面積:約3,400㎡
延床面積:約20,000㎡
階数:21階
高さ:約100m

過去の記事

2014年7月:「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」の様子 2014年7月6日撮影

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